強迫性障害の特徴


家族の向き合い方



強迫性障害は大きく分けて2つのタイプに分かれます。

まずは、自分ひとりで不安を抱え込む「自己完結型」と、周囲の人間にも同様の強迫行為を強要しようとする「巻き込み型」です。



自己完結型


ひとり強迫行為を繰り返すタイプのことをいいます。

その原因として、自分が精神疾患を患ってしまっていることを周囲の人間に知られることを極度に恐れ、周囲の人間に相談できず、一人不安を抱え込んでいることが挙げられます。

また、ひとによっては、自分が病であることすら気付いておらず、自分は少し変わっているだけと勝手に決めつけそのまま放置し、症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。



巻き込み型


本人だけが苦痛を感じるのではなく、家族や周囲の人間も巻き込んでしまい、多大な負担やストレスを与えてしまいます。

それは、「問題はない」という保証を何度も求めてしまう確認行為や、汚染への不安を取り除くための洗浄行為など、自分の中だけの決められたルールを強要することを指します。

そして、その要求や確認行為は次第にエスカレートし、家族がそれに応じなかったり、満足のいく対応が得られなかった場合、本人がパニックを起こすだけではなく、家庭内暴力にまで発展してしまうケースもあるため注意が必要となってきます。

それが原因で離婚や家庭崩壊にも繋がる恐れがあります。

また、気を付けないといけないのが、症状の悪化に伴い、家族以外の相手へも同様の強迫行為を要求したり、保証を求めてしまうことから、周囲の人間との関係に悪影響を与えたり、社会的信用の低下を招いてしまいます。







このように、強迫性障害とは自分一人だけの問題ではありません。

家族や周囲の人間にも大きな負担やストレスを与えてしまうため、このことが原因でご家族の方がうつ病を発症してしまうことも多いです。

実際に当センターへのご家族の方からのご相談も少なくありません。


また、強迫症状による時間の浪費や強迫症状を回避することにより、対人技能や職業能力が著しく低下し、周囲の人間との良好な人間関係を保てなくなります。

その結果、自信と社会的能力を低下させてしまいます。


長い目で見守ってあげることも大事ですが、見守るだけではなく、適切な治療を本人に受けさせ、一緒に改善に向けて努力をしていくことが必要です。

また、本人のエスカレートしていく要求に振り回され、家族やその他の関わりのあるひとたちが疲れ切ってしまう前に、早期の改善が求められてきます。







発症のきっかけ


併発する心の病


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